小畠病院(福山市駅家町)

帯状疱疹ワクチンについて ―効果と認知症予防―

消化器内科 原 睦展医師

2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

公費助成の対象者

・65歳を迎える方
・60〜64歳でヒト免疫不全ウイルス(HIV) による免疫の機能に異常があり、日常生活がほとんど不可能な方

※50歳以上も接種可能(助成外)

使用するワクチンとそのスケジュール

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。
各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。

ワクチンの効果

合併症である「帯状疱疹後神経痛」に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

ワクチンの安全性

※小畠病院では効果・持続期間の優位な組換えワクチンを採用しています。

帯状疱疹ワクチンの認知症予防効果について

スタンフォード大学の研究チームが、2025年4月に科学誌『Nature』に発表した研究では、28万2000人を超える高齢者の電子カルテデータを、2013年から2020年までの7年間にわたって追跡調査し、以下のことが明らかになりました 。

 

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