小畠病院(福山市駅家町)

糖尿病の診療体制について

糖尿病内科 土井 綾乃医師

 当院では現在週5回(月・火・水・木・金)糖尿病内科医が外来診療を行っております。
 糖尿病のある人は世界的に増えており、国が定める重要疾患のひとつです。皆さんも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
 糖尿病は膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンが重要となります。インスリンは栄養素の新陳代謝に大きな役割を果たしていますが、エネルギーとして使用される主要な栄養素である糖質の代謝では特に主役を担っています。糖尿病は、そのインスリンの作用不足によって高血糖(血液中のブドウ糖濃度が高い状態)を来たし、それによる様々な合併症を引き起こす病気です。ひとまとめに糖尿病といっても、原因や、重症度、併発する合併症などは人それぞれで大きく異なります。合併症は、網膜症・腎症・神経障害・脳卒中・心筋梗塞・下肢閉塞性動脈硬化症などと多岐にわたります※。
 当院では、合併症を診ることができる各専門医(脳神経内科医・循環器内科医・泌尿器科医・眼科医等)と協力して診療を行っています。医師だけでなく、コメディカルとも連携して、糖尿病の発症予防から診断、生活のケアや薬物療法、合併症管理も行える体制となっております。必要な場合は、当院での入院加療や高度医療機関への紹介も行っております。
 当地域の方々が安心して糖尿病診療を受けられるよう、また、地域の先生方から入院加療などのご相談をいただければ十分に対応して参りたいと思います。

※日本糖尿病学会から一部引用

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*広報誌「葦」173号の記事(病気のコラム)より(pdfデータで読みたい場合はクリック)

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