小畠病院(福山市駅家町)

内科(呼吸器)

小畠病院では、呼吸器疾患である気管支喘息や肺炎、肺気腫の診断・治療を行っています。

また肺癌の早期診断を行い、適切な治療のできる連携病院への紹介も行っています。

 

次のような症状はありませんか?

咳が続く

 3週間を越えても続く頑固な咳では、肺炎や結核などの呼吸器感染症や喘息に加えて、喫煙歴があればCOPDや肺癌が隠れていることがあります。まずはお話を伺って診察をさせて頂いた上で、胸部レントゲン、呼吸機能検査、CT検査などをさせて頂いております。

痰が続く/痰に血が混じる

 痰が続く場合は、その性状(サラサラ、粘調、泡沫状、膿性)や色調(透明、黄色、緑色)が大切です。気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症が多いですが、血痰であれば結核や肺癌などが隠れていることがあります。まずはしっかりとお話を伺ったうえで、痰を培養に出したり、血液検査、胸部レントゲン、CT検査などをさせて頂いております。
 さらなる精査が必要な際には病診連携を通じて専門病院へ紹介しております。

息切れがする

 息切れの原因はさまざまで、心不全や貧血、肥満で起こることもあります。呼吸器疾患では次第に増悪することが多く、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)は良く遭遇します。
なかには間質性肺炎が隠れていることもあるので、問診と聴診を丁寧に行います。
 必要に応じて血液検査や呼吸機能検査、CT検査などを予定します。

胸が痛い

 胸が痛いときにはまず心筋梗塞や大動脈解離、急性肺血栓塞栓症(肺動脈に血の塊が詰まってしまう)を考える必要があります。呼吸器疾患では肺の一部が破れてしまう「気胸」に要注意です。胸部レントゲン写真で肺がしぼんでいることを確かめます。

いびきをかく/日中の眠気がひどい

 成人男性の3~7%、女性の2~5%が睡眠時無呼吸症候群(SAS)を患っています。治療を要するSAS患者は300万人以上と推計されていますが、実際に診断・治療を行っている患者は40数万人程度とされています。当院では、自宅で検査可能な簡易スクリーニング検査から1泊2日入院での精密検査まで用意し積極的に診断を行っております。

健康診断で異常を指摘された

・胸部レントゲンで不整陰影がある

 自覚症状がないからと放置しておくと肺の病気が隠れていることがあります。お気軽にご相談ください。

内科(呼吸器)の代表的な病気

呼吸器感染症

 呼吸器感染症とは、鼻やのど、気管支や肺など、空気の通り道に関連した臓器に生じる感染症を指します。風邪やインフルエンザといった身近な病気だけではなく、結核なども呼吸器感染症に含まれます。どの年齢層の誰にでも発症し得る病気であり、重症度も軽症から重症までさまざまであることから、病気の原因や重症度に合わせて治療を行なうことが重要となります。

気管支喘息

 喘息は気道の慢性炎症が原因となり可逆性の気道狭窄(喘鳴、呼吸困難)やせきなどの臨床症状で特徴付けられる疾患です。そのため炎症を抑える治療が最も大切な治療であり、最も有効な薬は吸入ステロイドで薬であり、気管支拡張剤や抗アレルギー薬を併用します。近年は治療法の進歩で喘息死は減少しているものの、高齢発症が増えています。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

 喫煙が原因で、肺胞で行われているガス交換がうまくできなくなります。初期は無症状か咳や痰などですが、徐々に労作時の息切れが顕在化、進行すると呼吸不全や心不全をきたし命に係ることがあるため、早期発見が何より重要です。気管支拡張剤が治療の中心になります。必要に応じて在宅酸素療法や呼吸器リハビリテーションも併用します。

間質性肺炎

 感染による肺炎とはまったく異なる病気です。肺の支持組織である間質に炎症が起こり、壁が厚く硬くなって(線維化)、血液に酸素が取り込まれにくくなる病気です。薬剤や放射線など原因が明らかなこともありますが、多くの場合、原因不明です。抗線維化薬やステロイド、免疫療法や酸素療法などにより治療を行います。

肺癌

 全癌死亡数が第一位で、今後も増加することが懸念されています。早期では無症状で発見されることもあります。症状としては咳、痰、血痰、呼吸困難、胸痛、体重減少などがあります。近年の肺がん治療は日進月歩で、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など様々な治療選択肢があります。また肺がんに伴う精神的・身体的苦痛の症状緩和、終末期在宅医療やホスピスへの移行など、緩和ケアの早期併用も重要です。

睡眠時無呼吸症候群

 繰り返し起こる無呼吸により酸素がうまく取り込めないことで、循環系へ悪影響を及ぼすだけではなく、頻回な中途覚醒によって良好な睡眠が得られず、精神的にも悪影響を及ぼします。治療としては持続陽圧呼吸療法(CPAP)を行います。
詳しくは、病気のコラム「「睡眠時無呼吸症候群」の症状・診断・治療」睡眠時無呼吸症候群(SAS)とはをご一読ください。

 

診療担当表

 
午前 船石
内科(呼吸器)
午後 船石
内科(呼吸器)
船石
内科(呼吸器)
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【受付時間】
午前 初診・再診 11:30まで
午後 初診・再診 17:30まで
※予約および急患の方はこの限りではありません。

担当ドクター

氏名 専門 資格
船石 邦彦 呼吸器内科 日本内科学会認定内科医
気管支鏡専門医
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