医療・福祉介護機関の皆様へ

入院

内科的なもの

1. 急性肺炎や呼吸不全などの急性増悪、特に在宅療養中の高齢者に対して積極的にお受けしています。
2. 心不全とその急性増悪に対する治療・管理
3. 脳神経疾患（保存的療法）や神経難病
4. 虚血性心疾患や不整脈の管理・治療
5. 消化器内科全般
6. 糖尿病の血糖マネジメント
7. 癌の疼痛管理、緩和ケア
8. 褥瘡悪化などの治療
9. その他ケースに応じてご相談ください。

泌尿器科的なもの

1. 前立腺癌、膀胱癌など尿路性器の治療（手術・化学療法）
2. 上部・下部尿路感染症
3. 尿路結石破砕
4. 急性尿路閉塞・膀胱タンポナーデ
5. 尿失禁、神経因性膀胱
6. その他ケースに応じてご相談ください。

入院における一般的留意事項

1. 急性期医療は原則として地域包括ケア病床への入院となります。治療が一段落したら速やかに退院してもとの療養の場に戻っていただけるように退院支援を行います。
2. 長期間医療療養病床への入院は、厚労省が定める病態、及び必要な医療行為を行う場合以外の受け入れは難しい状況にあります。
3. 高次急性期医療機関から当院へ転院の依頼をされる時、決して介護施設の代わりにはならないことをご理解下さい。例えば介護者がいないので退院出来ない、入院が長期になったから転院というだけでは療養病床の利用は難しいことをご理解ください。
4. 医療機関同士あるいは医療機関と各種介護施設との間での診療の役割の分担を行い、効率のよい地域医療やケアを行わなければならないと思っています。

過去の回復期・慢性期療養目的の転院事例

1. 引き続き急性期あるいは亜急性期の医療の必要な方
   ・ 心不全のフォローや急性心筋梗塞治療後の加療継続（心大血管疾患リハビリテーション料は算定不可）
   ・ 急性肺炎後の在宅、施設復帰支援ができるまで
   ・ ＣＯＰＤ等、呼吸器疾患の加療継続
   ・ 手術後の体力復帰まで
   ・ ストーマ造設後の手技指導
   ・ その他
2. 回復期を担うリハビリを必要とする方
   ・ 脳卒中後のリハビリ
   ・ 術後ＡＤＬ低下や廃用症候群の方へのリハビリ
   ・ その他
3. 癌の疼痛管理・緩和ケア（告知・ＩＣ要）
   ・ 終末期の麻薬での疼痛コントロールが必要な看取りや在宅復帰支援（大腸癌、肝癌、肺癌、膵臓癌、脳腫瘍、骨腫瘍など）
4. 神経難病
   ・ ＡＬＳ
   ・ 進行性核上性麻痺
   ・ パーキンソン病　　など
5. 「医療区分2・3」の状態で、在宅や施設での療養が困難な方
   ・ 重度のＣＯＰＤ
   ・ 腸管壊死による中心静脈栄養管理　　など

医療療養病床入院適応例

当院の療養病棟における“長期療養”患者の受け入れ基準（PDFファイル）ダウンロード

入院が長期になった、何も治療はないが帰られないから等、いわゆる「社会的入院」依頼は、現在の医療制度では転院していただくことが非常に難しくなっています。患者さん・ご家族と共に、先生からの転院目的を明確にしてくださるように何卒お願い申し上げます。また、当院の診療体制からは対応しにくい症例（例えば精神科治療など）は入院困難事例となります。転院後は当院においても最善の医療と看護を提供できるように努力して参ります。

転入院依頼の流れ

お問い合わせ先

受付窓口 ：　小畠病院　地域連携室
住所　：　〒720－1142　広島県福山市駅家町上山守203番地　
ＴＥＬ　：　084-976-1351　（代表）
ＦＡＸ　：　084-976-6309　（代表）
Ｅメール　：　chiren.kobatake@kobatake.or.jp